

この度、第23回日本老年脳神経外科学会を愛媛の地で開催させていただくことになり大変光栄に存じます。
昨年の高齢社会白書によりますと、高齢化率の上昇により2013年には4人に1人が、その20年後には3人に1人が高齢者となることが予想されています。
高齢者の中でも75歳以上の後期高齢者の占める割合が増加しており、2030年には高齢者の6割を占め、5人に1人が後期高齢者となるといわれています。
このような急迫する超高齢化社会で、老年期医療の重要性はさらに増してくるものと思われます。
とりわけ脳神経外科領域の疾患には、加齢に伴い増加する脳血管障害や悪性脳腫瘍に加え、高齢者特有の脊椎疾患などが含まれ、手術の適応だけでなく、治療法の選択、周術期の管理等、未解決の問題も多く残されています。
その解決に重要な鍵となっているのは、着実に歩みよってくる加齢現象と如何に調和を保ちながら、最良の治療を行っていくかであります。
そこで、今回の主題は「老年期の脳神経外科医療の現状と展望:エイジングとの調和をめざして」とし、5つのシンポジウムを企画しました。
また、特別シンポジウムとして「他の外科領域における高齢者への治療」を取り上げ、脳神経外科以外の様々な外科での高齢者治療への対応について話が伺える機会を設けました。
本会が実りある会となりますよう、多数のご演題ならびにご参加をお願い申し上げます。
第23回日本老年脳神経外科学会
会長 大西丘倫
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